汎関数と基底関数の組み合わせ問題…

数値的には過大に出ましたが、やっと収束する結果が出ました。計算対象の癖なのか、中途半端に止めることが難しいのかもしれない。ちょっとした計算レベルの違いで変化が出てしまう。

しかし汎関数を同系統のものに変えたら数値が一気に過大どころか非現実的になった…計算過程では微妙に現実的路線で耐えている気もするけど、数値的に、ずれが大きく暴れ回っている。再現性あるのか気になるところ。うまくハマるものを探すという話だと難しくなる。存在しない汎関数や基底関数は使えないので。

いくつかの計算レベルで何度か実施して、最後は振動計算もして…と、この辺り時間がかかりますが先が見えてきたので安堵はしています。非現実的な計算結果のままでは論文に掲載できません。

この関連分子の設計にも寄与してくれれば良いのですが。やや難しいところも残ります。計算を繰り返してコツを掴みたい。

現状の過大な数値が意味するところ、この分子の性質上、もしかして、理論上の数値に何らか近づける方法があるのかもしれない…ただ怪しい構造が意味するところは非現実的。

とりあえず…基底関数をいじって様子が変わるか、繰り返すのみ。分極関数次第では、計算にだいぶ時間かかるのか…?

いや、warningが出てしまう基底関数がかなり多い。一般的な対応法では解決できていないので無理に数字を合わせにいかなくても良いかもしれない。

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中程度のPCを発注かけました…世の中、理論計算に必要とされているPCの性能が高すぎかなとも思いますが…大規模分子に対応するためですかね。今のところ分子量1000はいかないので、メモリは多くなくても大丈夫…だと思う。一気に多数の計算を回す状況でもない…

理科大のライセンスがGaussian 09から先に進む頃合いに、もう少し性能の良いPCに乗り換えます。