科研費の申請締め切りが

近いのか.どの内容で出すか悩んでいて,夏頃に一気に考えがまとまってきたところでしたが…

締め切りはこんなに早かったのですね.

と,毎回,思う次第です.

いくつか研究の軸が走っており,うまく進みそうなものは3〜4本くらいです.その1本の見通しが立ってきたので,それで申請します…2年後には主力になっていれば良いなぁ.

理科大では科研費申請での「事前アドバイス」なる制度もあり,これに出すこともできたようです.今回は(前回も)事前アドバイスを受けていないというか受けられるほどまとまっていませんでしたので,そのままです.

事前アドバイス制度について遠藤がアドバイス側に回ったこともあります…生意気にも色々と大量に書き込んだのは私ですので,該当した方は申し訳ないです.

つまり,結構モリモリとコメントを書いてくれる可能性がある…悪くはない制度かもしれないので,いずれ利用させていただくかもしれない.

理科大に移動してきてから5年は低空飛行で研究に集中さっぱりできていませんでしたが,他人の申請書には生意気なコメントを書くという…

ちなみに遠藤が科研費を外したのは,助教着任1年目での申請と,勢いあまって2回目の基盤Bへの申請を理科大で出したときです.2回目の基盤Bについては状況的に無理があるなぁと思いながらも,外れても研究費は1年どうにかなりそうだったので,ためしに出したら当然の却下.つまり「申請する前から結果はなんとなく予想できる」のではないかなぁと思います.でもわからない…

翌年に基盤Cで出した時は「申請書としては悪くないが準備状況が薄いかも」と感じつつ,それで通りました.その次も基盤Cで出しましたが「前回より中身はマシ」という内容でも「個人的には納得がいっていない申請書」で採択.

そして今回ですが…前回より改善されています.具体性があるので.ただ,これで採択になる自信も特にない.ないけど,成果に必ずなりそうだなという匂いは過去の自分の申請書の中では1番ですけどね…インパクトファクターは予想不能.

これまでの申請書では見通しが自分の中ではっきりしていない暗中模索感が強かったもので.結果だけ見ると筋が通っているのですが,この筋が通るかが予想困難だった,ということです.

助教2年目の若手B申請は多核錯体触媒とジボリルメタンで,それでもとにかく不安でした.理由はいくつかあります.確か多核錯体触媒でJACSに投稿して審査でやり取りが延々と続いていた頃かもしれない…さっさとAngewにすれば良かったのに.そういう揉めていた背景もあり,研究はうまく進んでいるが大丈夫なのか…? この頃の不安感は実は重要だったとは思いますが.

とにかく,その後も先行き不安感が激しく,申請書にも表れてしまっていたと思います.どうにか採択が続きましたが.

今回はかつてないほどまともな申請書です…まだ基盤Cにいきます.論文数を出していないので採択になるか常に不安で本当に困りますね.

この基盤Cが採択になり次の2年経過で基盤Bに行ければ良いんですけどね.だいたい後ろ倒しになると理解しました…

まだ表舞台に浮上するまで時間がかかる.

計算も意外と手間かかっている…これまで段階的に計算をしてきており気づきませんでしたが,計算がうまくいかないのでマイナーチェンジを少しずつ進めたことで最終的に収束した気配あり.

つまり,またデータを再現するには同じ経路をたどらねばならない.これが意外と手間かかるんですよね,1回あたりの計算にも時間がかかるので.