閲覧数

ゲラ刷り改訂依頼を先週に出したのに,まだ出てこないな…ちょっとミスが残ってしまいましたが,内容には無関係です…

確認が届いたが,なぜか修正されていない部分あり.ついでに見逃していた部分を修正.これだと完結は最速で来週中ですね…

次の論文候補たちの全体像を作成開始です.

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閲覧数は不思議と微増しつつありますが,基本的に1つ投稿すると500回程度まで晒されているわけです…

なお閲覧数10000を越える記事もある.不思議です.

一般論に近いものを書くと閲覧数は伸びますが,当面はひっそりと生きていきます.

研究内容も,まだ模索部分があり胸はって生きていける感じではない.自分があまり触れたことがない領域で何か生み出そうと考えると,ある問題が生じます.

そもそもテーマの背景がわからない.これ本当に難しい問題です.

これは正しいのか,間違っているのか,既に報告例があるのか,何も知らないことが多いのです.こうなると,いざ設計して何か形になっても先々になって「焼き直しに近い」ことに気づくことになる.

こうやって何度も引っかかることで,ようやく「もしかして過去に検討例はないのでは?」という発想につながっていきます.ただ,この繰り返しに5年くらいはかかるような…短期で済むなら幸運だということです.

遠藤も,そろそろ「もしかして?」のあたりに踏み込みつつあります.とにかく時間かかりますね.仕方ないですね,同じことばかりやって喰っていければ良いとは思っていない.

抜本的に新しい,という着想も得たいところです.

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短期的視野で研究成果を出せという風潮は,なんだかんだ強いですよ…人生は短いので仕方ない?かもしれない.

遠藤が助教着任したときは「1年で発見しなければ」という状況でした.これは覚悟をもって乗り込んだので当面は研究に時間を捧げるつもりでした.任期3年という縛りも問題でしたが精神的に追い込まれます.

ちなみに今現在?…論文は出していきたいしテーマも開発していきますが助教の頃のストレスに比べたら楽かもしれない.

遠藤が助教1年目に考えていたことは「5年後にはコンビニでバイトしているかもしれない」でしたので.

大学教員離れが進む理由もわかります.助教までの人とならないためには,たった1年でJACSやAngewレベルの結果につなげなければならない(と個人的には思っていた).それだけ追い込まれるわりに収入は少ない,でも昨今は助教でも給与がけっこう改善されているような(当時だと年収500万円以下でした).

当時は「そんなの当たり前」という空気感でした.語弊はあるものの最初は「雇ってやるだけ感謝しろ」に近い雰囲気でしたね,大学側の反応は…いや雇っていただいて本当に感謝しております,これは事実なのですが.

今はそうでもない?…自分らしく,プライベートを優先し,なるべく楽に,高収入を得たい…こういった願望がなぜか主流になってきている.

遠藤の助教1年目:自分らしさは研究で出す,プライベート充実とか謎,楽を感じているなら研究は進むわけない,薄給は当たり前…という状態ですね.これが良いことだとは言えませんが.

ただ,自分自身が「個」を重視すると,大抵,ろくなことにならない.周囲が「自分の個」に配慮してくれるなら有り難いこと.

古い考えなのかもしれないですけどね…現在となっては.

自分を戒め研究にあたっていきたいものです.

だいぶ解放されてきましたからね.2021年までは危険水準にあったかと.