10年もののTOFMSが…

不具合が出ますね,突然.

修理費が高額で大変です.

大変ですが理科大神楽坂5号館にはAPCIのイオン源がないらしい…これがないとけっこう手間かかります.

よって修理するしかない.

5号館には共通機器の同型TOFMSがあるようなのですが,ESIに特化している気配です.

研究室からAPCIのイオン源を持ち出して装着して使用するわけにもいかないだろうな.使用法に特例を作ると,あまり良くないとも思いますし.

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今回の不具合は…

4月にロータリーポンプ:60万円くらい(総額で75万円くらい)

7月に窒素発生装置:40万円くらい(総額で50万円くらい)

8月にFlight Tube:60万円くらい(総額75万円くらい)

いやこれでほぼ復旧してくれないと,もう修理できない今年度は.

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エックス線の装置は研究が軌道に乗るまで放置することにします…細々と修理してもすぐ何かが壊れる.今年度100万円くらいはエックス線のために確保しておいたのですが,もうどうしようもない.

エックス線も,こんなに壊れやすいとは思っていませんでしたね.耐用年数が短すぎる.2年目から毎年のように何かがおかしくなるので.

MALDIを交渉して導入すれば良かったと反省しています.

TOFMSは10年くらい修理費かかっていないので耐用年数経過の気配も.

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立て続けに不調が続くと困りますね…だいぶ前のことですけど,装置を何度も修理していて本気で怒って業者に説教していた教員を思い出します…

出張費だけで5万円くらいかかり,さらに技術料かかるから,サービスマンを呼ぶだけで10万円コース.

部品が壊れていれば50万円は当たり前.

まぁ…なんでしょうね,修理で稼げるっていう気もします.

正直,限界あるので予算が組めるまで放置になったりします.

研究室のGCMSは放置状態ですけど,そろそろ反応と触媒開発を再開するのでGCMSを復旧したい気もします.

その矢先に,TOFMSに200万の出費.

実験をがんばってもらって先に進んで論文を出して研究費まで反映されないと,なかなか厳しい.