2年生の有機化学2の試験も終わり

教科書に掲載されている反応式を,ただ羅列して生成物を穴埋め式にした「60点分」の平均点がかなり低いですね…ここだけ採点がざっと終わった.

あれほど「教科書の本文にあることを勉強して」と言ったのに,よりにもよって,単なる反応式です.今年度は単位を大量に落とす可能性も出てきてしまいました.

何よりも「原料の骨格にある置換基」が「生成物の置換基から消え失せている」とか多すぎる.これは無気力状態で解いてるということなのだろうか…

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有機化学2の試験は過去を見ても80点分くらいが簡単,さらに70点分が少し難しい.150点くらいですが時間不足で解答できない人が多い気はします.よって選択問題の意味合いがあるかもしれない.自分と相性の悪い設問は無視するということです.

「教科書にある反応式羅列」が駄目なので,この後の40点分はどうなっているだろう.少し見たところ,こちらもなかなか手強そうです.

もし有機化学2を通過しても有機化学3のほうがシビアなのですよね.基礎ができていないけど集大成で高得点,などということを期待はしない.結局は有機化学3を後期で履修した上で単位を落とす確率が高い方々に,有機化学2の点数が低くても単位を出すべきかどうか救済措置を考えるべきとは思えない…

逆に,有機化学2の単位が取れていないけど有機化学3の単位は取れているという学生もいます.ここは不可解.

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確か3年前に「30人以上が単位を落とす」という結果になったのですよね.

今回かなりの惨状…原因不明.

なお理科大一部化学科では「ゆるく通す」ということがないので単位を落としまくっても理由さえ明確なら問題ないのです…(たぶん)

腹いせではありませんよ.

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2年後の研究室配属が恐ろしいなぁ…有機化学不人気ではないかと.応用化学科が問題なければ大丈夫ですけど.

「成績が良くない」で諦める必要はありません.

成績などは自分の置かれた状況に影響を受けるので必ずしも万全にはならない.

開き直らないことがポイントです.

有機化学,または有機化学に関連する領域を志望するのであれば,成績の良し悪しで簡単に翻意しないことです.