物理耐性
こういうことは,40歳に接近した今だからわかることなのですが…
修士の頃が,物理耐性が最も高い気がします.
つまり,ここで体調が芳しくないという場合は,基本的に,大きく復調するのが難しい.
衰える一方なので.
遠藤は頑強というほどではない普通の耐性の持ち主で,ただ1年に1度くらい「歩けない」ではないですが,わりと重い体調になることがありました.
こういうレベルで,30歳くらいまでは平然としていられます.
もともと,スポーツが得意なわけでもないのに,体育会系の部活ばかり経由しているので,体力の下地はあったのですが.
その下地がない状態で,研究職に突入すると,分が悪いと思ったほうが良いです.
遠藤自身は35歳あたりまで,問題なく過ごした記憶はあり.
このあたりから少し変調が明らかになる.
最近,仕事と息子殿に挟まれ,飲み会対応が難しいので,明確ではありませんが…
3年前よりは,体調はマシかもしれない.
握力が異様に下がっていた記録が残っています.
金沢大で測定したのか覚えていないのですが,そのあたりで,だいたい55くらい.
3年前に健康診断のからみで理科大で初めて測定したときは,30割りました.これは不可解でした…
あの頃は,とにかく育児疲弊していて,力が入らないなーと思っていたのですが,まさかの30割れ.
測定を重ねるごとに回復して現在40弱.
35歳を越えると,何かが削ぎ落とされてきている感あり.
つまり,修士で体調を崩し気味な学生は,ケアを強く意識しないと,今後,まずもちません.
研究職で,生存または伸びる人間の基礎は,物理耐性,精神耐性が高いことです.
勉強ができる?…そんなにいらない.
知識がすごい?…そんなにいらない.
体力がすごい?…素晴らしい.
負けず嫌い?…素晴らしい.
根性がある?…素晴らしい.
プロを目指す場合は,これが現実ですねー.
ただ,勉強できない,知識がない,これを「開き直る」のは,負けず嫌いにも,根性があるにも,該当しない.
一方で,そんなわけないだろ,という考えで努力する負けず嫌い,根性の持ち主は,十分に力があると見て良いのかと.
あとは結果論です.