配属内定


面接も終わりました.ぱんぱんに受け入れることにしました.新人は9人です.
全体的に,来年度配属希望者が多いので,なんとなくスペースがギリギリですが,受け入れ枠を増やしました.
3人は外に出て行くので,彼らがM1に上がるときは,普通の人数に落ち着いているから,良いとします.

よって2次募集なし.

他大学院に進学を希望するから,というだけでは配属不可とはできないので,
何か落としどころを探していたのですが,これといった理由を作り出すにも限界があるというものです.
まぁ活気のある研究室というのは良いものですよ,うん…

人数膨張により,場所を確保しないとならないので,実験室の工事必須になりそうです.
着任時に実験室のデザインから可能であれば良かったのですが,それはかなわず,けっこう無駄スペースがある状態.
このあたりの整備について,どうにかしていかねばならない.

なお工事の流れは…
1. 電気系の撤去工事
2. 実験台の撤去工事
3. 実験台の設置工事
(4. 電気系の導入工事)

となるのですが…4.はとりあえず良いとしても,70万で済むかなぁ…

研究費が当たらないものか.
もがいているときに支援があると有り難いが支援はなく,結果が出て余裕が出てくる頃に,研究費が当たり始めるパターン.
既に環境の整っている大規模研究室に延々と研究費は当たり,よくわからない高額機器の購入をして使用頻度も低く放置状態になるのに対し,
零細研究室には研究費が回らず頭を悩ませるわけです.

とはいっても,膨張しすぎた大規模研究室は,年間ランニングコストが異様に高く,研究費が当たらないと死活問題というケースもある様子.

フルスイングしてもうまくいかないことが多い数億規模の超大型予算を連発するより,総額500万円か1000万円規模に切り分けて,数を増やしたほうが良いと思うんだけど.
つまり,単元を「300万」とか「500万」にしておいて,どれくらいの単元が必要かを研究費申請書に示す.
そして審査を経て実際に,どれくらいの単元を付与するか確定,という.
1単元「500万」なら20単元で「1億」となります.
わざわざ,研究の規模ごとに区切る理由は何だろう.

研究と発展は多様性であって,一極集中ではないはず.
とか思うだけ無駄か.

そういえば,あと少しで(一ヶ月くらい?),Bull. Chem. Soc. Jpn.に,進歩賞のAward Accountが掲載されます…
基本は5年くらいの間に考えて検討した成果です.
しかし実験は遅れに遅れ,8年くらいで,今回の内容まで終わったかなと.

忘れていたけど次は日本語版で,もっと詳細を書き込んだものが,有機合成化学協会誌に掲載される予定ですが,
まだ文章の推敲が終わっていないので,脱稿していません.

この2つが出て,ようやくけりがつくという印象です.
助教に着任してから,ちょうど10年.
次に進まねば.

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