卒業研究配属:1次


さて内研1次申込が終わり,今日は面接です…担当委員なので,1つ1つイベントが終わっていくと,本当にほっとする.

遠藤研配属希望者には,思ったより,外部志向が多い.そんなに受け入れられないって言ってるのになぁ.
彼らの真意を確かめた上で判断したいと思います.

今,ここで色々と書いてしまうと,面接での対策になってしまうので,あとで書きますが,
結局は「外部(旧帝大)に進学するメリットデメリット」を正確に認識できているか,これが重要でもありますね.

言っておきますが,理科大理学部第一部化学科は,一般的に見ると,かなり優秀な部類に入ります.
修士終了後の素養は,遠藤が渡り歩いてきた大学のなかでも,1位2位を争うクラスになるはずです.
まず卒研配属時の力は,群を抜いていますね本当に.T大生よりも優れている点が実際,多々有ります.

ただ重要な点は,旧帝大の学生と何が違うのか?ということ.
これはあくまでも「研究に特化した力」に関することです.

たとえば遠藤は,アカデミックキャリアを積んできていますが,はっきり言って,勉強ができるというわけではないです.
勉強できるから大学教員を目指した,なんてことはありません.

当然,今となっては,細かいことは抜きにして,おおよそ「知識レベル」についての概略は理解しています.
教科書を見れば済むことなんて,それくらいで良いです本当は.
だから,メディアで豊富な知識を示している有名人には,あまり興味がありません.

遠藤というか教員よりも知識が豊富とか,勉強ができる,という学生は,少なからずいるでしょう.
ただ「研究」という話になると,教員を踏み越えて行ける学生は,ほぼいないはず.
そういう学生が,数年に1人くらい出てくると,とても有り難いですけどね.
これは経験を積んでいるから,という問題ではありません.経験で計れるものであれば本当に楽です.

つまり「成績」と「研究」は,まったく異なる話題なので,比較しようがない,という意味です.
T大生と,成績で比較して問題ない理科大生が,研究において同じ舞台に立てるかどうかは,まったく異なる話になってしまいます.
それを理解した上で,修士終了で就職するつもりなのに,なぜ旧帝大などに進学を希望するのか?ということが,しっかり考えられているのか,という点が気になりますね.

博士進学が前提なら,まだ良いかなぁ.
それでも「研究」に関する素養の有無を「成績」などで自己判断していると,博士号も険しい道のりではあるかと.

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