もう１年か…
まだアレルギーが続きます．山にはアレルギーの源が大量です．
富山県はチューリップで有名だったのですね．これは５月上旬の様子．
１年契約のレンタルサーバーの入金を忘れていて，サイトが見れない状態になってしまっていました．また自前のサーバーで立ち上げても良い…けど…もう疲れたので，借ります．
労力やら電気代やら考えると，３０００円で済むならレンタルで良いかと．
いずれ独立したら，作成を委託するかなぁ．これもまた，自分で作れないこともないけど，やはり疲れる．
なんとなく，ちょっとした個人的ブレイクスルーがあったような気もします．ただ，さきがけの話ではない…
けっこう悩んでいたので，少しスッキリしました．まずは最初の論文化が肝である．頭数が少ないので，軽く投稿すると，すぐにネタが奪われていく…が，頭数が少ないと，論文数を稼げないので，モジモジしている場合でもない．軽いままでも投稿してしまうんだろうなぁ…
よく「競争が激しい」とか言いますが，実際は最初のネタを誰かが発見し，その様を見た周囲が参加して，ネタの奪い合いが始まるだけでは？と感じます．
これがすべてに適用可能というわけではありません．しかし似た様相を各所で呈しているので常態化しているということでしょう．
ネタを発見して報告してしまうと，襲撃されるのです．そもそも，自分なりに独自性を追及して長期間に渡り取り組んできた果てがこれでは，思いっきり振りかぶって，なるべく遠くに肉（ネタ）を投げ飛ばすのが関の山です．つまり，あまり検討せずに，肉がたくさん残っている状態で放り投げるのが最も効果的という，自分にとっても身を切るような手法です．
その肉に一部が群がっている間に次の肉を探しに行く…いや，ネタを考えるという．でも，なるべく誰も見ていないネタを探すというのは，結構な苦労を要します．ぱっと見てわかりやすいものは，検討され尽くされていますから．
本心から，勝手に競争を生み出すのはやめてほしい，と切に思いますが無理か．倫理観も何もないですよ実際は．こちらは頭数がないので，じっくり腰を据えて取り組みたいのです．それを許さない風潮はどうかと．今や，奪われるほうが悪い，ですからね．
やること多すぎて本丸まで到達が難しい．さきがけ本丸は近いうちにアタックします．その母体の扱い勝手について，今，コネている状態です．
このままだと「早く共同研究に持っていけ」と前回と同じようなことに…足場は重要だから適当に処理して次には進めないのであった．いや，というより，実験数が少ないのです…
遠藤の研究への取り組み方は「とにかく初期設計でHot Topicは全力回避」です．正直なところ，今更，本腰を入れて，遷移金属錯体でC-H官能基化に直接取り組むほど暇でもない．炭素材料系に取り組もうとも思えない．苦心して二酸化炭素を還元したいとも思わない．でもコストに見合う二酸化炭素還元法が，ぱっと思いついたら取り組むか…という程度．
もう取り組んでいる人は遠藤の戯言は無視してください．ただ若手のHot Topicに対する従順な振る舞いは見て余るものがあります．助教となり，これから独自研究に取り組む方はHot Topicは避けるほうが良いでしょう．
どうせ遠藤も，偶然，そのような現象が起きたら実験を進めることでしょう．人間の意思は弱いと言い訳をしておこう．
「これできたら最高だな」と思いつくものはありますね，C-H官能基化で．誰か検討しているのかなぁ．いなければ，頭数に余裕があれば将来やってみようとも思います．
ただ，自分を納得させるのが最も難しい．自分がHot Topicに取り組まねばならないのか，という理由は，正直なところ何も出てこないものです．
他の人が検討してくれるだろう，以上…となってしまうのであった．頭数が多い場合は，そこまで考えないかな，と．
たとえばC-H界隈の方々が，C-Hを官能基化する反応を包括する目標を見える形で具体化すれば，マンネリ化した現状を打破してくれるのでしょう…全合成に使うというのは予定調和ですので，それを越えた意義があれば興味深いものです．
結局のところ「直接官能基化は原子効率が高く」「これまでのルートでは達成困難であり」「有用な官能基を導入する」「持続可能社会」は十分に理解しているのですが，正直に言うと食傷気味なのです．食傷気味の研究者は少なくありません．あまり大きな声で言わない（言えない）だけです．
ただ，同様にして，どのような研究に携わるにしても，典型的な売り文句を掲げることを避けたいものです．
とりあえず，現在執筆中の論文の仕上げに入ろう…もう６月にもなろうというのに，論文が２報しか出ていない．今年度は，すべてあわせて６〜７報！…を予定しているけど，どうだろう…