8年目に突入

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あまりにも壮大な公園の歴史年表.ある意味,約46億年前に誕生.

 

ついに2014年度.アカデミックキャリアをスタートして8年目です…46億年の歴史と比べると些細なものです.3年でドロップアウトする危険性に最初の2年は苛まれ,低空飛行ながらも8年.

キャリア10年ほど続けば,たぶん,その道のプロになれる,かもしれない.さきがけ終了後に9年経過することになります.

 

学生が検討すること,遠藤自身が検討することを整理して,着実に進みたい.この2年で何か出るはず,と期待できる程度にはなりました.

しかし,ここ3年は助教になってからの2年以上に憂鬱でした,正直.課題解決型研究の恐ろしさを知る.

だいたい順調に遅れると思われますが,なんとなく経過地点が見え始めています.究極目標に向かって足場を固めたいなぁ.

 

今年度の論文予定は,細々としたものを含めて合計6報くらい.少なくはないけど多くはないです…

それにしても,一度,結果が出始めると,結果を出すことに傾倒してしまい新規発掘作業が疎かになりやすい.我々のところでは遠藤を含めて6人の半分が発掘作業に当たっていますが,それでも簡単にはいかないもの.となると,そもそも研究の流れで何か新しいこと見つかれば良い,なんてことしていたら,マイナーチェンジで余生を送って定年になってしまう.

人間,何かで成果が出始めると,安心して気を抜いてしまう.特に若手の競争は激化しており,成果を重ねることでしか生き残れない.そうなると,わざわざ新しい発掘など取り組もうとは思えないのかもしれない.同じことに集中すると,論文にはなりやすいのです確かに.

しかし,それは個人的な研究者としての存在価値ではない.グダグダでも良いから新規発掘作業に取り組むべきですね.

 

教授に昇進して,ある程度は安定的に研究費を獲得できるようになれば,発掘作業が楽しくなるのかもしれない.発掘作業をやめるのは定年間際かも.

 

次の領域会議は盛岡…なかなか遠い.9月だから,ちょっと集中したほうが良いな,やはり.

 

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