もう投稿したい…

2021年夏には終わっていると思っていた.半年くらい押してしまいました.

最後の化合物1つの精製が終われば投稿です.

どのレベルの論文かは少し曖昧ですが,とにかく結論として論文を出したい,という内容です.

submit, reject, submit…の繰り返しで落としどころを探ります.たぶん1回目でどうにかなると…思いたい.

そんなに欲張る内容ではないのです.

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今後の予定を書いて頑張りたい.自分を追い込みたい.

所属学生の努力によって助けていただく身分でございますが.

  1. 合成系:もう投稿間際が1つ目.早く出したい.時間かかりすぎている.
  2. 反応系:たぶん2022年夏頃までに2つ目…2023年度まで引き摺りたくない,次のネタに移動して欲しいから.
  3. 反応系:これも学生の発奮次第ですが2022年度中に3つ目(もうデータほとんど集まっていたんですけどね…)
  4. 反応系:反応進行することがわかっているけど4月からデータ収集開始,これが2022年度中は厳しいが4つ目.
  5. 反応系:これもほぼデータ出てるけど生成物の単離法に少し曖昧な点が残る5つ目を2023年度中に.
  6. 材料系:とにかく合成が済めば出せる論文6つ目…完全に学生次第で2022年度中に出るかもしれない…?
  7. 反応系:予想ではうまくいく…ただいつまとまるかは不明なものが7つ目.

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基本的に内定気味の論文は7本くらい,あとは横道に逸れながら結果を出していく.

研究に集中するというのは意外と難しいですね.早稲田在籍中が最も研究に集中できていたかもしれない.

助教の頃です.

結果的にですが異動はリスクが高いなと思いました.

助教の頃の任期3年,早稲田高等研究所の助教3年だったから焦ってしまったのです…文化が異なる研究室に異動すると色々な問題に直面します.

それでも異動しなければ生存できなかったと思うので,遠藤の場合は救済された感があります.

もう少し早稲田で堪えていれば良かったかなぁとも思いますが…

今は大学は関係ないところで苦戦している状況.だいぶ回復してきましたので,徐々に立て直しです.

殺伐としたなかで研究するのは厳しいですが,少しずつ締めていかないと.まぁそもそも遠藤自身が締め上げられるとキツい状況でしたので.

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そのうちcasebookに書いてまとめますが,研究をつつがなく進めるには条件が幾つかあります.

その条件の半分は自分ではどうしようもない内容だと思います.

遠藤も数年前は「あれだけ実績があるのに,なんで栄転しないんだろう」と考えていたのですが「異動しないのではなく異動できない」といったほうが正しいのかもしれない…

もし研究室の環境が良くて論文も出ている状況なら,異動しないで済むならしないほうが良い,これは間違いない.

自分が当事者になってみると初めてわかりますね.

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2022年度の卒研生は,もし当人たちの話が本当なら,けっこう伸びそうです…?

博士課程検討している学生が2〜3名.

潜在的に現在の研究室には博士課程検討者が5名くらい存在するという異例の事態になる.

ただし過去にも4名ほど,博士課程進学希望者が理科大の研究室でいました.すべて一身上の都合で進学できなくなりましたけど…

期待すると落胆も激しいので,期待しないことにしたい.

悲観的でありながら楽観的,こういう精神状態でなければ研究なんてやってられないかもしれないですね.