知識と閃き

世の中を見ていて,この2つが混ぜ合わさったまま切り離されていない気がする…

 

卒業研究で,研究業界に足を踏み入れる学生に認識してほしい.

どちらが良い悪いという話ではなく,両方を兼ね備えている場合に何らかの革新が生じる.そして遠藤には知識があまりない…ないというより,うまく繋ぎ合わせるまでに時間がかかる.

 

多方面に渡る知識については,例えばテレビのバラエティー番組やクイズ番組などで実感することができます.

個人という出力に過ぎないのに,よく知ってるなぁと感心します.

ただ「閃き」というのは,既に手中にある知識を思い出すことではないのです実際.少なくとも研究という場では異なる.

「知識」から,誰も知らない「知識」を生むことなど,これならば「閃き」と言える.

既知のものを連想するのは「閃き」ではなく,単に「思い出した」または新規性がないものに行き当たったに過ぎない.

 

成績が良いかどうかで,優れた研究者になるかどうかはかれない.

なぜなら,既知の事実を思い出す作業ではないからです.

 

あと,実験が必須ですからね.絵に描いた餅ではどうにもならないのです.