自分を騙す研究
ここを徹底しなければ,中途半端なものにしかならないですね…
研究立案をして「これ面白いな」と実感したとします.
これは中途半端なことにしかならない.
JACSやAngewに1年後くらいに論文が報告されますけど.
この経験が多すぎる.
社会での研究に対する視点の大きな問題は,ここにあることは明らかだったりする.
「競争が激しい領域で成果を先に出す」
これが最も求められているように思えますね.
でもこれ,つまりは「他人がやってくれる研究」ということでもある.
自分自身が半信半疑で立案しないと,なんとなく「そうなるよねー」という結果につながって終わる.
それで良い評価も得られるから,構わないのかなと安直な考えに走りかけますが,今のところ,少しは踏みとどまっています.
息子殿がついに「仮面ライダー」に目覚めてしまった.
今は9月から新しいライダーが始まり「仮面ライダー01」です.
大人が見ても,よくできていると感じるところあり.
あの手のものも,見ている側は予定調和に思えても,登場人物はまさに暗中模索ではある.
子どもは,そういうのを新鮮に受け止めるのですが.
大人は「いつものパターン」と感じて,自分がつまらない人間になったことには気づいていない.
現実を知るほど,リスクは負いづらくなるしなぁ…やむを得ないか.