今年度の予感

あと少しあと少しと言いながら,早急には進まないものですね…
データ集めるだけ,に近いものが2つ.
初期ターゲットが目前にあるものが2つ?
あと少しで関門を抜けそうなものが3〜4つ.

論文数は,けっこう出そうだと思い始めてからが長い.
これを出さないと,研究費への申請も,躊躇してしまう.

研究室の基本的なシステム構築自体,トップダウンで全部決めねば回らない,ということから,問題を感じつつも,これは場所に応じて対処するしかないことですね.

あとは少しスリム化を掲げています.
一時期,人数を増やしすぎましたねー実は「どれくらいまで許容範囲か早いうちに知っておきたい」というのがあり,その当初目標は達成しました.
結論として,しばらく,人数を抑制したほうが良いということです.

具体的な研究室の人数のイメージはないかもしれない.
ただ,基本戦略が定まり論文が継続的に出るようになるまで,少ないほうが,集中できるとも感じました.

数が増えると,いくつか課題があります.
1. 研究室のシステム確定までは少人数が良い.問題点の出尽くしまで.
2. 人数が多いと気が緩む.
3. 均質にならない.

システム構築は,少人数で決めないと,意見の統一が難しい.
テーマへの集中という意味では,人数が少ない方が,良いのかもしれない.
あと,単純に,まとまりづらいですね…

最後は配属希望者人数との兼ね合いです.
1学年3人で,M2まで9人を最低ラインとして維持したい.

現在は実働16人.
来年度は−6人+X人.

M2が7,M1が3かな?(外研を除き)

このXが何になるかですね.
16人を越えることはないかとは思います.

研究テーマを,好き放題できる点は有り難いのですが.
独立するまでは「この形で成果にしなければならない」という暗黙の縛りがあるものです.
自分で意識していないから,たちが悪い.

〜35歳あたりまでに,この縛りが縛りではない期間,ブレイクスルーを果たせれば,本当は良いのです.
しかし,これが難しい.
遠藤自身も,やむを得ず,あの形に落とし込みました.
進歩賞だけは取る,という標的が定まっており,そのアプローチとして妥協したとも言います.

助教着任後,理想と現実は違うということが明らかになるわけです…
「これは革新的」と考えた内容からして,平凡と感じることが多い1年でした.

高校から,バイオ系にて有機化学をツールとして将来は戦おうとか考えていたのですが,有機化学反応開発に進んだことで少し道筋に変化が出た.
ただ,有機化学反応の開発に携わったからこそ,より考えることが可能になったのが事実です.
仮に中途半端にバイオに流れていたら,潰れていた気はします.

そのため,独立してから「ようやく希望する研究に入った」と実感はしています.
だから進捗速度が遅いのかなとも.
助教着任後と異なる意味で非常に悩み,迷い,色々と葛藤がありますね.
子どもが手を離れないと,難しさも感じます…

その入り口に関しては,ここから2〜3年で,論文が出ていくと思われます.
関連研究で数年は進めていく予定ですが,45歳くらいから,また変な事やり始める予感.
今も,けっこう変なことやってますが,見た目は,過去に類似している.
地道にやっていくとします.

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