リーダー像
2013/11/06
…これから延々と,これで送られてくるのだろうか…
多様な意見があるなか,個人的には,この手のリーダー像に対する憧憬の念を抱いていたものです.
助教着任後,と言わずに,僕の行動は,昔から若干愚行と思われていましたし,評価されるというより相手にもしてもらえない状態であった.
これからも「何やってんのあれ?」と思われるような気はする.受けて立つ,と言いたいものです…
そんなたいした人間ではないことを自覚はしているから,強気になれないものです.
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131106-00010000-biz_sbcr-nb&p=1
僕は大学生の頃まで,リーダー格でなければ,グループの一員というキャラでもありませんでした.ある意味,浮いているだけという.
本音では,特に意識して友達が欲しいとは思っていません子供の頃から.誰も付き合いがなくても孤独を楽しむことでしょう.
ただ,考え方の方向性が似ていると自然と関係が築かれる.そういう方々と向き合っているだけ.
積極性がない,と小学生の頃から常々言われ,教師曰く「バカではない」という.なんとも余計なお世話な話であった.
正直に言うと,どれくらいの割合か知りませんが,小学~高校教師の一部は,かなりの偏見をもって子供を見下し,どのような子供が好まれると定義づけ,そして潰す.そうではない人に会ったことが少ない.
いずれ研究室のリーダーになる,という道に突入した1つの理由は「苦手なものほど重要」という意識があったからです.
明らかな苦手意識の克服は30歳前に済ませておきたいもの.それ以降になると,柔軟に身動きが取れなくなってしまいます.
さて,オブザーバー状態で,金沢大学化学科すべての研究室の3年生に対する代表説明を聞いてみました.
なるほどなと納得するところが多々あります.結局,2つのパターンに分かれます.
1)明るい雰囲気で学生を呼び込む.
2)意欲的な学生のみを対象とする.
どちらの手法も,それぞれ代表の意図するところが盛り込まれているので,正解があるわけではない.金沢大学化学科では1)に偏っていて,厳しいコメントは登場しませんでした.
熱意が伝われば学生は引き寄せられる,というような時代または環境ではないかもしれないなぁとは感じます.
いずれにせよ,3年生は,代表の説明(全員)は話半分に聞いておくべきでしょう.
研究室の雰囲気などは,とりあえず常識的であれば問題ない.たかが最大6年で,多くの人は3年で出て行くのです.その後,多くの場合は30~40年ほど同じ領域で稼いでいくことになります.
「雰囲気が良い」「腰掛け程度に」ということで選ぶと,あとで追いつめられます.
教員としては,とにかく常識的な人材が欲しいものです.少なくとも,苦手意識を克服していこうという程度の意欲があれば良い.
その人材が勉強ができるかどうか?…勉強できるかどうかなんて議論は空気のようになること請け合いです.
「毎日研究室に来る」「実験さぼらない」「基本的な礼儀が備わっている」「報告と連絡ができる」「自分なりの目標に立ち向かっている」
これだけ.社会人として最低限の素養が,研究室でも求められるものです.