佳境

門

2013/11/02

ついに携帯機種変更.スマホではありません.

一般的にガラケーと呼ばれる機種の人気が高く,在庫が少ないという.まだスマホの必要性は感じていません.

これで写真撮影がはかどります…

これまでは,出雲大社やら日光に出かけた際に撮影した,諸々の写真を適当に貼り続けてきました.

理想と現実は異なるもの.大概において研究はうまくいかない.

むしろ,うまくいかないギリギリを進むことが重要と言われたりもする.つまり,そもそも成果が出る研究なら,もう研究する意味がない,という矛盾した感覚です.

これは学生の頃から言われていたことですが,成果が出た瞬間に,それは過去のものになる,ということ.もう新規性はない.

自分でも限界だと認識できる研究こそが重要とか.なかなか厳しいものです.

徹底した研究者であれば,成果が出たら順当な手続きとして論文を出すために総括し,その内容には興味を失いつつ,その内容から生じる仮定に基づく次の研究にシフトする.

そんなに切り替えが早くできれば良いのですけど.

そう考えると,成果は上がれば上がるほど良いという単純なものではないものです.

ギリギリに取り組んでいると,アウトプットが出るかどうか,物凄く不安です.実際,アウトプットが出ないケースもあって然るべき.すなわち,ガンガン成果を出している人ばかりが,優秀な研究者ではないのです.

僕の場合,助教着任後2年は,任期3年終了後にコンビニバイトしている自分の姿を想像していました.

今は,さすがにコンビニバイトは想像していません…が,これから成果が上がらず,定年まで細々したネタで論文を出しつつ燻っている自分を想像して恐怖を感じています.

何が何でも成果を出さねばなりません.

成果が多いほど評価されるのは必然です.だから成果を出したいものです.しかし無理矢理に教授にお膳立てされてまで,成果を出すようなものではないかなと思いますね.これは世界的に見ても,日本がいかに駄目かを物語っている.

若手助教は20年後を考えて研究すべき.目先の研究は自分の価値観ではない.

ということで,なかなか厄介な論文データ集めが佳境に入ってきました.想像した通りに,うまくいかないものもある.

少しデメリットがあり,それがどう審査に影響するか.予測はつくようで,蓋を開けるまでわからないものです.

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