一人歩き

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見よ,この勇姿を…というか,案外,しっかり歩くのね…公園に連れて行ったら,いきいき歩き始め.

このブログを見続けている方は,彼の産まれた直後の雰囲気を写真で認識されているかと思いますが,1年3ヶ月で,凄まじい進化を遂げています.そんなものなのだろうけど.

とにかく,乳児は,完全に卒業したと言えそうです.まぁミルクはまだ飲んでますけどね.

乳児の頃が懐かしい,とか言えるほど,楽ではなかったな.早く歩いて遊びに行けるくらいに成長して欲しい,そんなこと言っていると,いつのまにか,反抗期にでも突入しそう.

 

何かができるようになると,急に活動的になります.けっこう走ったりしているので…やせるのか…?

朝は6時30分頃に起床し,遠藤が寝ていると,腹を叩いてきたり,またいでみたり,顔を覗き込んできたりと,やりたい放題になってきた.

楽しいことは楽しい,という振る舞いは幼児特有ですかね.遠藤自身は,色々と考えすぎて,そう感情を表に出すこともないですが…ということで,自分の子どもを見ていると,浄化されて消えそうです.

ニコニコしながら他人の母親をストーキングしてだっこしてもらっている,とか.甘え上手なのか何なのか,いずれにしても心得ているに違いない.

 

個人的には,このしょうもない世界に産み落として申し訳ないという感覚が強いので,楽しそうにしている姿を見ると,少し安堵します.

これから,他人による評価,という,ほんとくだらない苦難が待ち受けていると思うと,心苦しいですね…ありのままに,とはいかないのですよ.

せめて親くらい,ありのままを受け入れたいものです.そう簡単にはいかないとも.

 

この成長速度に比べ,遠藤の劣化具合たるや.

とにかく「この類いの研究でしか設計能力がない」から脱出していかねば.同じ傾向の反応開発とか,どうしても偏るものです.論文は積み重ねる事ができても,あまり面白くないと自分では感じます.

それに,昔とは異なり,既に確立した1つのトピックに集中すればブレイクスルーと呼べる成果につながる,とは言い難い現代の研究において,色々と異なるアプローチから仕掛けるのは必要不可欠なのです.

遠藤は立体選択的な反応の開発に,学生の頃は苦手意識を持っていたので,それをどうにか克服しようということもあり,助教から一部着手をしました実際.一応,立体選択的な反応の開発には成功しましたが,かといって苦手意識が解消されたわけでもない.

次は材料だ!と掲げつつ,反応開発が苦手になりつつあるような…金沢大で克服している予定が,押し切れませんでしたね.

まず材料は,なんとかしよう.

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