かりそめの夏休み

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夏休みに入りました．U研の公的な夏休み期間は４週間あります．

学生時代には１週間以上休んだことはありません．結局，特に生産性のあることしないから．年末年始の期間で，かろうじて１週間？…当時は「一週間も休みだ，やばいな」とか思っていた．

社会人になると，学生の間，かなりの時間を捨てていたことに気づきます．そうなったところで，後戻りはできないし，その捨てた時間に相応する人生が待ち受けているものです．

だから，大学まで進学可能な環境にありながら何もせず，社会人になってから所得が低い不公平だ何とかしろ政治の責任，とかいう風潮を見ていると，それはむしろ横暴なことを言っていると感じます．どれくらいの努力を子供の頃から積み重ねてきた結果なのか，よくよく調査した上で対応すべき．

ただ，結果論的に「仕事がないのは過去の努力が不足しているから」とも言えないものです．実際，努力とは無関係にも思える「根回し」のようなもの「コネ」のようなものは何らかの形で反映されます．

しかし，正攻法ではないと思い「直接的に自分の能力向上に関係のない努力」をしなかった，というのも，なんだかなぁとは思います．正直者が不利益を被るのは，文字だけ見ていると実に不公平と感じます．根回しも何も不要な社会は実に美しい気もしますが，現実はそうでもない．

残念ながら「根回し」「コネ作成」といった努力も，総合的には本人の能力の１つとして含まれてしまうので「ただ勉強してました」は通じない世の中であろうとは感じます．

遠藤も数々の根回しや，自分でさえ気づいていないコネ，その他の影響に恩恵を受けている．それを否定することは不可能なのです．

真面目に勉強をする，仕事をするということは，確かに必須です．確かに好印象を与える．ただ，次の一押しで何らかの目立った成果を上げる，たいしたことではない成果でも，周囲の印象は大きく良い意味で変わる．その壁を突破する試みを延々と続けるほかないでしょう．

遠藤は融通が利かないほうなので，けっこう馬鹿正直に取り組むことが多く，デメリットでもあれば，メリットでもあります．

「保険」は重要です．自分とは無関係と思える経済状況などにより振り回される可能性があります．そういった外的要因に対抗するべく「かなりの余裕」をもって望む必要は出てきます．

近い将来に独立家計を持つことを想定したとき，かなり恐怖心を抱いたものです．中学１年の頃のことです．その年齢でも案外，将来は予見できるもの．

民間企業のなかには，人道的にむちゃくちゃなハラスメントがあることも，中学生の頃に認識はしていました．わかっているのだから，あらゆるリスクを可能な限り減らす方法を模索するものです．結局は「勉強するか」という安易な結論にしかならなかったわけですが…しかし勉強だけで何とかなるわけでもないので難しい．

あくまでも環境が許せば，の話です．

病気，けが，障害，何らかの事情により身動きが取れなくなった結果，就業も困難になってしまった，というケースへの対応を国として考えるしかない．

…が，病気もけがも，家庭事情も，金銭的にも何も問題がなかったのに，成人してから不平不満をばらまいている人間，それは保護に値しない．そう考えるのはおかしいですかね．

国を挙げての無職の若者の保護を訴えていますが，問題は個人で勝手に芽生えるであろう意欲が低減していることにもありそうです．理由は何ですかね．

「どうにかなる」と子供の頃は考えていたのでしょうか．

善し悪しあるかと思います．「どうにもならない」と考えると，どこまでやれば許されるのか判断つかなくなり，精神が病んでしまうことも．もしくは，どうにもならないから何もする意味がない，という結論になるか．

この時期は「暑い」という以外は過ごしやすい…と思うのは，寒い地方の発想でしょうか．

マイマイガが電柱にビッシリと張り付いているとか，熊がコンビニ近辺まで出てくるとか，そういった問題はありますが．

X線単結晶構造解析マシンの入札完了．９月末に設置される予定です．

構造解析は，領域会議後から頑張ろう．

APCI-TOF-MS用のダイレクトプローブも納品．しかしこれで結構な価格だったりする．APCIのイオン源の半額くらい．

需要の問題ですかね．イオン源だけで軽自動車２台が買える価格だし．

「２５gで１万円か，そんなに高くはないな」とかいう発想がおかしいのか．１万円で１０日の食費に相当．

日常的な感覚を持ち込むと厄介なものです．