Accepted in Chem. Eur. J.
イルカシリーズが続きます.徐々に頭数が増加.
投稿開始から2ヶ月,ようやくacceptですが,結局major雑誌には通りませんでした.なんとなく妥当な感もあるのですよね,しかし…
今回はChem. Eur. J.です.そこそこのレベルなので,納得しよう.
審査員コメントは基本的にImportantで,実験内容に改訂追加などの要求なし.ただ,確かにインパクトとしては少し乏しいかなという感覚がありました.ということを,審査員も述べていた…何となく自分で察知しているものです.
最近は方針に問題はないとしても,あと一押しが不足しているのですよね.おそらく「美しい形」で表現しきれていないからかと.独自性を押しつつ美しい,というのは難度高い.たとえば最初の△論文では,そういう難しさが出てしまいました.
今回はMajor系に通りそうだったのですが,とあるグループと競合状態に陥ったのが最大の問題だったようでもあります.最近は全員がacceptと言わないと採択されづらい雰囲気です.それも難しいとは思うのだけどなぁ…審査員の考え方,理解度,専門性,こういった要素が絡むと,判断基準が異なりますので.
かといって,現行の審査法への改善策が明確にあるわけでもない.
共役付加でmajor雑誌を目指すには,何らかの工夫は必要そうです.もう少し考えるとして,次に進まねば.最低でも,共役付加であと3報くらいは,中堅所の雑誌に掲載されると思います.
手が回らないので,どこかでけじめをつける必要はあります.フルペーパーにまとめて収束させることも考えたいものですが,その道程が半端ではない.
雑誌のインパクトファクターを無視して,中堅所にどんどん出してしまいたい衝動もありますね…インパクトファクターという価値観で研究をしているわけではない.
ただ,やはり,難度が高いことにチャレンジする意味はある.面倒だと感じるということ = 自分に不足しているもの.そこから逃げてはいけませんね.
問題は,独自性の高い研究を成立させようとすると,インパクトファクターについては酷く苦戦する,ということかもしれない.他人が感知する余地のない研究は,アウトプットとして美しい形になるとは限らない.
最近,いや購入直後からmac miniの動作が遅くて仕方ない.遅いだけならまだしも,頻繁にフリーズ(しばらくすると復帰はする).
たいしたソフト使ってません.ということでMac Proを購入…これで遅いなんてことはなかろう.