震度4だと何も落下していない

2011年は東京で震度5強だったのか.あれでしばらく交通機関が混乱していたものの…某先生の最終講義を早稲田大学で聞いていたのですよね.講演者が置き去りにされる中で聴講者は我先にと逃げていた記憶が.

他にも色々ありました…人間性が出ますね.

遠藤は帰宅が微妙だったし学生の所在も気になったので,確か学生と合流した後に馴染みの店へ.飲んでいたわけではなく,避難所が大混雑していたからどうするかとなったとき,馴染みの店は開いていたという…盲点とはこのことか.

学生の無事は確認できたかで,その後に鉄道が途中駅まで動いていたことから帰宅開始.途中駅から自宅のある駅まで革靴で延々と歩き早朝に帰宅.

適当に歩きましたが案外どうにかなるものです.今は近場なので帰宅難民になることはないでしょう.

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データ収集が少なめのものでも夏までは時間かかる予感.データ収集が多いものを含めると,論文候補は多いがうまく回るまで来年度にさしかかりそうです.しかし科研費申請が近い.また論文不足だが腐らずにやるしかない.

論文実績よりも独自性,波及効果,具体性が重視されている傾向はあるので,そちらを中心に書き込んでいきます.

科研費などは毎回,不安でしかない.

ただ研究の方向性としては,おおよそ先が見えてきています.ここで足場を固めた上で珍妙な取り組みも始めたい.

革新的なことやれと世の中は言いますが,足場となるものが揺らぐと非常に厄介です.我々の場合は有機合成化学を基軸としている.その有機合成化学で標的を達成できる,という基本パターンを構築しておかないと発展的な研究も無理なのです.

ここ数年の経緯としてはプライベート大崩壊・研究では再現性の問題が多発.地に足ついた状態ではなかったのは非常に厄介でした.

再現性は重要.修士卒業しかいないと毎年のように再現性が損なわれるか,またはそもそも勘違いとの区別がつかないため勘違いだったと確定するまで半年は時間がかかる.時間を費やすため希望的観測はよろしくない.

2023年度については,合成するだけですね…再現性については現状で懸念するところはないはず…いいかげんにスッキリしたい.

助教の先生がいると助かるところが大きい.講座制だと良いのですけどねぇ…講座制だと全然違いますね,研究の進捗については.