対面講義も開始になっているはずですが…

ハイフレックスだから,教室に出て来なくてもOKというシステムです.

偶数奇数でわけて,学籍番号偶数の学生は「教室で講義を受けても良い週」といった具合になり,遠隔で講義を受けてもどちらでも…ということですね.

 

ハイフレックスのシステムのほうが,まだやりやすいのかなぁ…

有機化学2は,第3回まで動画を配信しましたが,去年より馴れたとはいえ作業は手間かかります.

動画が視聴できないという意見にも対応せねばならないし.

教室に行ってハイフレックスのシステムで話をしておしまい,というなら準備はそんなに必要ない.

 

後期にある大学院の講義は,今回から学生主体になるところもあるが…遠隔でも問題ないかもしれない.

 

問題は相変わらず学生実験.

 

理科大の昨年度の遠隔講義に関する学生の口コミを見ていると,化学科のものはぱっと出てきませんでしたが他学部学科について指摘は色々あるようで…

「後期だけど対面が少ない」

化学科では,特に必修関連は対面実施をしていたと思われます.

ただすべての講義が対面にはできない.

対面講義の後に遠隔講義,といったものや,遠隔講義の後に対面講義,といったものが出てきます.

自宅で遠隔講義を受けた後の対面参加は難しい.

 

「教科書の問題を解け,これだけしか指示しない講義」

これは駄目ですねぇ…

遠藤も昨年度はあまり好ましい講義内容と言えませんが,ある程度の与太話を導入したりしないと,誰が講義をしても同じということになる.

教科書の問題を解けというだけでは,担当教員の個人的な価値観などが見えてこない.

 

学生は,大学の講義内容は教員により十人十色であるべきという勘違いをしていそうです.

誰が教えても本来の中身は同じです.

 

 

ただ,個々の講義を受講する意味は,その講義内容に教員の個性が入り込むということではある.

その個性を見て,自分の個性を考えてみるのが重要ですね.教員の個性が面白いかどうかは,はっきり言ってどうでも良いのかもしれない.

あくまでも,学生自身の個性をどう育てるかということが大学では必須になるけど,そんなことを教員は手取り足取りやりません.

いくら教科書について習熟しても,芋版のように同じ人間が生まれる.どのように自分が解釈して,新しい価値観を生み出すか,それが学生の将来に活かされる.

それを学生は自分でつかみとりにいかねばならない.

 

 

今週中に東京の1日の新規感染者数は1000人を越えそうですが,増加傾向を見る限り2000人は突破しても特に違和感はない…

確か,2000人を突破すると,理科大の方針としては,基本的に遠隔講義,研究室は必要最低限,ということだったか.

これは学生によりけり,ということで…遠藤は歩いて大学まで出てきますが.

 

小学校が閉じてしまうと,息子殿も遠隔で授業を受けることになるだろうけど…?