就職を前提とすると…
こうなるのですかねぇ…
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200106-00069521-gendaibiz-life
全員がそうだとは言えませんが「助教としての力がある,新卒博士の絶対数が激減気味か?」というところも含めて,修士も,なんとなく受け身になりやすいのは,不安が小さいから?
遠藤が助教になった頃は,とにかく不毛な大地が広がっていて,助教公募が,かなり少なかった.
そのため,PIとなるまで,とにかく不安.
これは結果論になりますが,今,理科大で准教授やっている自分が,10年前は「駄目だったらコンビニバイト生活では」と考えていた.
そんなことを,今の修士の学生は,考えることはないでしょう.
あくまでも「今は」ですが.
これが20年後,どうなるかを考えたほうが良い.
だいたい,経済的な環境は20〜30年周期で動いているものです.
駆け上がるときは早く数年で頭打ちのケースが多く,駆け下りるときも同様です.
頭打ちになったからといって急に悪化するわけではなく,なんとなく落ち着いてから横ばいが続く.
だから,ここ2〜3年で就職した学生は,20年後の厄介払いの対象になりやすい…かもしれない.
楽に就職できる = 必死さがないので能力が伸びない,というリスクも高い.
横ばいが続き,次の上昇に動くこともあるだろうから,一概に言えることではないですね.
20年後というと…2040年…イメージできませんが.
遠藤は60歳になっている頃ですか…
日本人の人口が大きく減っている一方で,高齢者の絶対数も減っているはずです.
医療費や福祉の問題も,どうにか解決しているか?
今は,経済的に駆け上がったことで,高齢者の世代が稼いだ金額以上に,インフレによりコストがかかっている.
デフレと言いますが,長期で見ると,インフレしているのは当たり前です.
稼いだ以上に社会保障で支えねばならない状況,これが問題になりうる.
そう考えると,意外と,20年後から,浮上するかもしれませんね…
ここ20年は,大きな物価変動がない気も.デフレといっても,ちょっとした変動です.
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h30pdf/201816902.pdf
20年後に,現在比70%あたりに落ちるか,130%くらいになるか,このあたりも考えておかねばなりませんね…