転換点


有機化学の長所と短所は,わかりやすいものです.

長所:
原子から分子設計まで,ここまで自由度が高いものは他にない.

短所:
小さくまとまりやすい.

有機畑の人間が考えているインパクトは,かなり貧弱なのですよね実際は.
波及効果が小さい.そのインパクトは,多くの場合,有機のなかで完結してしまう.
そして意外と使えないという事実に蓋をする.

たとえば,数学の波及効果なんて,考えるまでもない.
そういうものは,現在の有機化学で考えると,今ひとつない.

あると言えばあるか…
波及効果が大きいものに共通する点は,やはりターゲットが「有機」ではない.

ということで,我々も,少し考えていかねばなりませんが,もう答えは出ているのかもしれない.
総合的に考えて,これ,本当にうまくいくのか?という疑念を自分自身が持っているのが問題なのですね.

遠藤も今年度末には40歳になるということで,ある意味で「終活」です.
現状の定年で考えると65歳なので,残り25年です.

昔から発想がこういう感じなので,今に始まったことではないのです.
中学生に上がった頃に,人生設計みたいなものが大枠ではありましたので.

18歳:それなりの大学に合格
25歳:基盤となる何かを得る
35歳:その筋で役職につく

30歳を越えた頃に,これは知人とも話をしていましたが,定年を基準に考えると研究する残り時間が30年くらいしかない,ということでした.

ということで,よく考えねばなりませんね…
研究のスパンは,短くて5年くらいです.
残り25年だと5サイクル.

5年で完結するような内容では,たいしたものには昇華しないのですが.

研究は当たるかどうかは,はっきりしない.
大きく当てようとすると、空振りもあり.
といっても、小さくまとまっても無意味かな、とか考えつつ、軌道修正していかねば.

投稿した1つ目が,なんとかいけそうな気配.
改訂が少し必要です.

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