卒研配属

KC4D1006

2月半ばの金沢大の様子.ちょうど修論発表の週に,けっこう降ったようです.

 

年に一度の大イベントがやってきました.

1次募集:8名応募(7人受入れ決定)

2次募集:1名応募(0人受入れ決定)

3次募集:1名応募?(0人受入れ決定)

 

今年は有機化学の人気が低いそうです.二次募集以降も検討はしましたが,7人で確定となりました.

成績や,やる気,という判断基準よりも,感覚的に,研究室の雰囲気にあうかどうか,これが重要と考えています.よって,今回は,8人程度を募集していましたが,定員割れでも良いかなと思います.

やる気も重要ですけど,正直,配属の段階では,よくわからないのです…やる気なさそうな学生が地味に努力していたりするので.

幸い,2015年度の研究室の雰囲気構築は,うまくいったのでは?と思います.学生本人たちが,どう感じているかは,わかりませんが.特に介入する必要はなさそうだったので,だいたい自由にやってもらいました.

 

2017年度はどうなるやら…現2年生の授業を,もっと楽にしてしまえば良かったのかなと思いつつ,難しくても有機化学を専攻したいと希望する学生が配属希望を出してくれれば良い.

配属希望者が少ないと困るけど.

 

2016年度配属者には,他大受験を検討している人が少なくありません.そのため,2017年度のM1が半減するかもしれない.

こればかりは本人たちの希望があるので,こちらで制御できるものではありません…が,他大に何のメリットがあると考えてのことか,はっきりしないことも多いです.

 

繰り返し「修士で就職するなら,他大に移動する意味はない」と強調するくらいですかね…理科大卒という時点で,業界では評判がけっこう良いです.企業関係者から「理科大の学生は高評価」と聞くことは少なくない一方で,他の大学では,あまりそういう話を聞いたことがないなぜか.

博士になるなら,移動の意味は十分にあるかと思います.ただ経済面を考えると,理科大は博士課程の学費を無料にする?という方針を打ち出しているようなので,理科大のメリットも大きいでしょう.

 

わざわざ移動するなら,何らかの意義がなければ,もったいないかと思います.

たとえば,特定の研究室にて博士をとり,その学んだことを活かして,大学教員となり研究を進めたい…とか.

もやもやと「最終学歴が旧帝大のほうが評価される」とか考えているかもしれませんが,企業側も,黙って騙される?なんてことはありません.そういう流れを把握しています.

修士だと,就職は学部の成績などをしっかり見るし,その後も学部から切り離されることはないでしょう.

博士になると,一応,最終学歴に意味が出ます.単に,コネという意味で.しかし,そのコネを有効活用するためには実力を必要とします.

博士は,実力で評価されるだけです.実力がないとコネがあっても無駄.

 

さて,卒業研究発表会が終わりました…いきなり卒業研究関連の委員になってしまったので,理科大の流れを知らぬまま,何やら色々とあった気が…新任に学科イベントの運営を任せると,慣例とか知らないので,仕方ない…と自分に言い訳しておきます.

 

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