絵空事

まつり

2013/09/27

ジメチル亜鉛の価格が驚異の高騰.一般的な試薬メーカーで1 M 100 mLで8万程度.有機金属試薬で有名な某メーカーが,同程度で23万という,とんでもない金額を提示してきた.誰が買うんだそれ.

しかし8万のほうで買わねばならない気もする…ジアルキル亜鉛の値段は,こんなものだっただろうか.

科研費ではないけど申請書の〆切が間近で慌ただしい.

理論計算は良いなぁと思いつつ,このモデル通りの構造が得られなかったら困るとも言う.安定性という尺度では数パターンが考えられ,最安定だから現実的にその構造となるかは定かではない.

素人でも,とりあえず結果は何でも出てくる理論計算.その解釈が重要とは言うものの.やはり,実物には適わない.

触媒反応などでは,中間体のX線結晶構造解析をすることで,何が活性種か議論できるということになっていますが…

この考え方に一部は批判的でもあるし,個人的にも,それで良いのかという気はしています.何も情報がないよりは良いのかなぁと感じる程度.

中間体の議論は難しい.論文などで安易に触れていますが,だいたい違和感に気づきながらも「どうせ明確なことはわからないんだろ」と放置してしまう.最近はゼミなどでも突っ込む気になれませんが…

いずれ顕微鏡で中間体の直接観測ができれば革新的といえよう.特定の化合物については観察できているにしても,まだ一般的ではないですしね.

結局,安定だから結晶化して解析可能ということは,実際は解析された構造に対して何らかのバイアスがかかり,反応が進行するか,もしくは,まったく違うパスを経て生成物に至ることになる.

もし得られた中間体と思われるものから,溶液中では逆反応が進行して別のパスから生成物に至るなら,その結晶を見て何の議論をしているのか,わからなくなってしまいますね.

とはいえ,X線構造解析は無理矢理にでもせねば.これが,随分前から先延ばしになってしまっています.

MSも使ってみるまでは,あれほど簡単に使えるものでも,どう扱えば良いか,どう解釈すれば良いか,どういう条件を設定すべきか,細々と悩むものです.

使ってみれば何かわかるし,適当に勉強もすることだろう.

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